こんばんわ、2ヶ月ぶりの更新です。
もはや日記ではないねこれは。
今日は久しぶりに夜のバイトが休みになったので、というか休んだ。
その理由は今日の日記で明らかになるわけですが、見る人はあんまり笑えないかも。
でも気にしないで微笑んでくださいw
さて、日曜のことです。 その日は友達が4月の頭に小さな飲食店をオープンしたので友達Aと飲みに行く事にしました。
車で30分ほど走るとその店に到着、小奇麗な和風のバーです。
靴を脱ぎ真新しい畳の店内に上がります。
席はすべて掘りごたつ式になっており席数はカウンターも合わせ20人ほどがゆったりとくつろげるスペースが確保してあります。 店内にはジャズが流れモダンな雰囲気がとても素敵です。
Aとは他とは少し離れたテーブルに座りまずはつまみや酒などを頼みました。
今日は日本酒を飲むと決めていたので、「久保田 万寿」をチョイス、1杯1500円は少し高いですがあまりお目にかかれない品なので思い切って注文。
Aと酒を交わしながらの談話、久しぶりに楽しいひと時でした。
普段夜はバイトしているためなかなか友達と交流することができないので、こういう時間はすごい楽しいです。
楽しく食べて飲んでそろそろ帰ろうかと言う事になったので、代行運転を頼みました。 代行の人に運転してもらって家まで帰り、お金を清算しようと車を降りて財布をチェック。
代「4000円になります」
俺「4000円?街から帰るのよりちょっと高いねーw」
代「そうですね、街より遠いですからねーw」
財布からお金を出そうと車のライトで財布の中身を照らしてたその時、立ちくらみのような貧血のような感覚に襲われた。
今までもお酒を飲んだ後に立ち上がったりするとよくあったので、またかと思いながらいつも通り堪えようとしました。
しかし今回はいつものようには行かず目の前に迫り来る闇に成す術もなく体が言う事を利かなくなりました。
車のヘッドライトが眩しく感じた瞬間何も聞こえなくなった。
どれくらい経ったのかわからないが、思ったよりは時間は経ってなかったようだ。
春先のまだ冷たいアスファルトに頬擦りしていた俺は肘だけついて顔を起こした。
何が起こったのかわからず頭の中がグルグル回っている。
目の前には車のライトがこちらを照らしていた。
聞こえるのはエンジン音と「大丈夫ですか!?」と言う代行の人の声。 Aは車の中にいたらしくまだ気づいていない。
「救急車呼びましょうか!?」 という代行の声に 「大丈夫です・・・」 というのが精一杯。
何が大丈夫なのかわかってないのに。
記憶が飛び真っ暗な中を母親に連れられて軽のワンボックスに押し込められた。
恐らく病院に向かっているであろう車中で 「ごめんな」 と俺、 それしか思いつかない。
病院に着き救急室で診察を受ける。その頃には少し回復していて質問にもなんとか答えてれていた。
失神して倒れたので受身が取れず顔から地面に落ちた為、傷の消毒をするが熱い消毒液で汚れを落とし歯ブラシでゴシゴシやられ悶絶。
抵抗はできないが・・・。
そのまま心電図やレントゲンなど色々調べて結局朝の4時くらいに病室のベッドに。 循環器病棟の為年寄りが多くうめき声が良く聞こえる。
状況がうまく飲み込めなかった俺は思い出そうとするも記憶が飛んでいて思い出せない。
そうこうしているうちに寝てしまったようだった。
「・・・さん!・・・がのさん!」
遠くで女の人の声がする。
「長野さん!大丈夫ですか!?」
目を開けるとベッドの周りには3人のナース。
辺りはまだ暗く、ベッドに備え付けの電気スタンドだけが慌しく動くナースを照らしていた。
なんでナース達が3人も?
俺はさっぱりわからなかった。
血圧を測られ脈をとられている。
俺「だ、大丈夫ですよ」
そう答えると彼女たちは安著の表情を浮かべた。
でもなんで慌てて来たのだろう?
俺は寝てただけなのに・・・。
疑問も解決しないまま俺はまた眠りに落ちた。
翌朝6時起床。
一人のナースが体温計を持ってやってきた。
「長野さん、体温測ってくださいね」
そういって体温計を渡す。
俺が脇に体温計を挟むと、午後一くらいに循環器科のドクターと話をするということを告げられた。
親も同伴で。
話し合いまでの退屈な時間を寝て起きてを繰り返しなんとか潰すと、約束の話し合いの時間がきた。
両親と一緒に移動すると循環器科のドクターがパソコンの前に座り待っていた。
「長野さん調子はどうですか?」
挨拶代わりの質問に挨拶代わりに答える。
「大丈夫ですよ」
パソコンの画面をクリックしだしたドクターは早速本題に入った。
「今日の明け方ウチの看護士が長野さんの病室に行ったの覚えてますか?」
「はい、覚えてますよ」
「あの時長野さんの心臓は5秒間停止してたんですよ」
「停止?」
「そう、それまでも不整脈が続いてたんですが、あの時心停止したので慌てて看護士がベッドまで行ったんですよ。」
どうやら胸に着けてある吸盤のようなものは心電図の端子らしく、電波を飛ばしナースステーションで見れるようになっているらしい。
そう言われても実感ないなぁ・・・。
確かに寝てたので意識はもともと無かったから、その時に調度心停止したんだろう。
「この分野でよく言われてるのは、2秒心臓が止まっただけでも危険なんです」
「はい」
「それを長野さんの心臓は5秒も止まっていました」
そういいつつドクターは数枚のコピーを広げた。
そこには白黒でグラフのような波形が描かれていた。
俺の心電図だ。
見る限り確かに不整脈のようだ。
普通なら規則正しく波打っているはずのグラフが脈のタイミングをバラバラに示している。
「この心電図を見る限り、長野さんは世界基準で言ってもペースメーカーを入れた方がいいと思います。」
「ペースメーカーですか?」
「長野さんも昨日の今日で入れろと言われてもすぐには答えが出ないでしょうから、明日まで様子を見て一旦退院してから考えてみてください」
その日の夜はやけに鼓動が耳について寝れなかった。
後日
退院したその日、バイト先に連絡する。
俺「あ、長野だけど今日退院して来たよ」
M「おぉ、おかえり。どうよ?」
俺「ちょっと心臓悪いみたい、あんまりバイト出れないかもよ」
M「そっかー」
俺「今日は人足りてるよね?」
M「んー、できれば出てほしい」
俺「・・・じゃあでるわ・・・」
と言う事で退院初日にバイト決定。
心臓停止したのにすぐバイトとか俺おかしいわW
それにしても手術を考えろと言われてもどこからどう考えて言いかわからない・・・。
メリットは?デメリットは?
いろいろ考えてるけど、まだまだ情報が少なくて前に進めないような感じだ。
2日後女友達に電話した。
俺「~というわけでペースメーカー入れなきゃいかんかもなんよ」
K「そっかぁー、すぐには決めれないよね」
俺「でも入れなきゃならないなら早い方がいいかなーとも思ってるんだよねぇ・・・」
K「うーん・・・あ、ちょっと待って」
俺「どした?」
K「私カレーうどんで」
俺「はぁ!?」
K「ごめんごめん、今ご飯食べ来てるの(笑」
俺「おい・・・。」
コイツホントに心配してくれてるのか・・・?
そのまた数日後
俺「もしもし?病院の検査行ってきたよ」
K「あー、どうだった?」
俺「医者がしばらく様子見るってさ」
K「そっか、あ、ごめん」
俺「なんだよ?」
K「3時まで株の動き見てるから電話できないってメールしたけど見てない?」
俺「今度は株かよ(-゛-;)」
K「んじゃねん(。・ω・)ノ゙」
ガチャ・・・ツーッツーッ・・・
株の動き心配する前に俺の心臓の動き心配しろよヽ(`Д´)ノ
心配してくれる友達を持って俺は幸せです(T▽T;)
ペースメーカーについてはまだまだ考え中。
どうしようかなぁ・・・。